中国との関係壊れず、貿易の強さが証し=モリソン豪首相
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5月19日、オーストラリアのモリソン首相(写真)は、中国は豪政府を批判しているものの、対中貿易の強さが同国との関係存続を示す証しだとの見方を示した。写真は都内で昨年11月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)
[キャンベラ 19日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は、中国は豪政府を批判しているものの、対中貿易の強さが同国との関係存続を示す証しだとの見方を示した。
両国の関係は、豪州が新型コロナウイルスの発生源を巡る国際調査を求めたことを受けて過去数十年で最悪の状態に悪化し、中国は豪州産の大麦やワイン、牛肉などの輸入を制限している。
モリソン氏は豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドのインタビューで、その他商品(コモディティー)の輸出状況は両国の関係が壊れていないことを示していると強調。
「関係は存続している。貿易だけを見ても、過去最大の数量になっている。これは一つの証しだ。さまざまなことを言ったりやったりしても、この関係には依然として大きな価値がある」と述べた。
中国は豪州にとって最大の貿易相手国だ。3月までの1年間の対中輸出額は前年比0.6%減の1490億豪ドル(1160億米ドル)だった。ただ、中国向けの最大の輸出品目である鉄鉱石価格の上昇が輸出の下支え要因となっている。
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