ファイザーのコロナワクチン、冷蔵庫で1カ月保管が可能=米FDA

米食品医薬品局(FDA)は5月19日、米製薬ファイザーと独バイオ企業のビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、一般的な冷蔵庫の温度で最長1カ月間保管することが可能との見解を表明した。11日、ジョージア州で撮影(2021年 ロイター/Chris Aluka Berry)
米食品医薬品局(FDA)は5月19日、米製薬ファイザーと独バイオ企業のビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、一般的な冷蔵庫の温度で最長1カ月間保管することが可能との見解を表明した。11日、ジョージア州で撮影(2021年 ロイター/Chris Aluka Berry)

[19日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は19日、米製薬ファイザーと独バイオ企業のビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、一般的な冷蔵庫の温度で最長1カ月間保管することが可能との見解を表明した。

未開封の状態で解凍したバイアル(注射剤を入れる容器)は、セ氏2─8度の冷蔵庫で最長1カ月間保管が可能とした。従来は最長5日間としていた。

FDAバイオ医薬品評価研究センターのディレクター、ピーター・マークス氏は「この変更で、地域の医療機関などにとってワクチンの受け取り・保管・投与が容易になり、より広く接種できるようになるだろう」と述べた。

特に輸送や保管のインフラが整っていない国や米国内の遠隔地にとって重要な変更点となる。

米保健当局は2月、超低温としていた保管条件を変更、一般的な冷蔵庫の温度で2週間までのワクチンの保管・輸送を承認していた。

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