IAEAとイラン、核査察1カ月延長を決定 核合意協議に猶予
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5月24日、国際原子力機関(IAEA)は、イランが核査察受け入れ合意を1カ月延長することを決定し、通知を受けたと明らかにした。イランメディアが伝えた。イラン核合意当事国会合の会場で7日撮影(2021年 ロイター/Lisi Niesner)
[ウィーン/ドバイ 24日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)とイランは24日、IAEAによるイランへの核査察を巡る合意を1カ月延長することを決定したと発表した。イラン核合意再建に向けた協議に時間的猶予が与えられることになる。
IAEAのグロッシ事務局長は記者会見で、イランへの核査察が6月24日まで1カ月間延長されると述べた。
国営メディアによると、イランのガリババディIAEA担当大使は「イランが誠意をもって提供したこの機会を活用し、現実的かつ検証可能な方法で全ての制裁を解除するよう勧告する」と述べた。
ただ、6月18日にはイランで大統領選挙が開催されるため、核合意協議の担当者が替わる可能性がある。
イランは23日、IAEAの査察を暫定的に3カ月間受け入れる合意が期限を迎えたため、一部核施設の監視カメラのデータは引き渡しできなくなると表明していた。
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