20年度需給ギャップは-6.1%、1980年度以降で最大のマイナス=内閣府

内閣府は2日、2021年1―3月期の国内総生産(GDP)1次速報を基に新たに推計した「需給ギャップ」がマイナス4.7%になったと発表した。写真は2016年2月、都内で撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)
内閣府は2日、2021年1―3月期の国内総生産(GDP)1次速報を基に新たに推計した「需給ギャップ」がマイナス4.7%になったと発表した。写真は2016年2月、都内で撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 2日 ロイター] - 内閣府は2日、2021年1―3月期の国内総生産(GDP)1次速報を基に新たに推計した「需給ギャップ」がマイナス4.7%になったと発表した。需要不足となるのは6四半期連続。2020年度はマイナス6.1%と、試算を始めた1980年度以降で最大のマイナス幅となった。

需給ギャップは日本経済の需要と供給のバランスを示したもので、需要が供給を下回ればマイナスとなり、物価に下押し圧力がかかりやすいとされる。

新たな推計結果によると、戦後最悪の落ち込みを記録した20年4―6月期の需給ギャップはマイナス10.5%で、21年1―3月期のマイナス幅はこれよりも小さかった。

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