五輪=女子選手への「変態行為」に反発、競泳銀メダリストが選考会辞退
Newsfrom Japan
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский

五輪で銀メダル2つを獲得している競泳女子のマデリン・グローブスは10日、「スポーツ界の女性差別的な変態的行為」への反発から東京五輪の代表選考会を辞退すると表明した。オーストラリアのゴールドコーストで2018年4月撮影(2021年 ロイター/David Gray)
[10日 ロイター] - 五輪で銀メダル2つを獲得している競泳女子のマデリン・グローブス(オーストラリア)は10日、「スポーツ界の女性差別的な変態的行為」への反発から東京五輪の代表選考会を辞退すると表明した。
2016年リオデジャネイロ五輪の200メートルバタフライ、400メートルメドレーで銀メダルを獲得したグローブスは10日、ツイッターで激しい怒りを示した上で、インスタグラムで決断を表明した。
ツイッターでは「これをミソジニー(女性蔑視)的な全ての変態とおべっか使いへの教訓にさせる。若い女性や少女を搾取し、ボディーシェイム(見た目への言及)し、医学的なガスライティング(心理的虐待)をして、代表に仕立てあげ、ボーナスを稼ぐことはもう終わり。タイムアップだ」と投稿した。
グローブスは昨年12月に、数年前に水着姿を凝視して自身に不快な思いをさせた男性について苦情を申し立てたとソーシャルメディアに書き込み。また、著名なコーチから「気味の悪いコメント」をされ、その後に謝罪を受けたとも明らかにしていた。
オーストラリアの代表選考会は12日にアデレードで行われる。
(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html