中国、配車サービス滴滴のアプリ25個を削除

中国サイバースペース管理局(CAC)は9日、中国の配車サービス最大手、滴滴出行(ディディ)が運営する25個のアプリをアプリストアから削除すると発表した。写真は2018年8月、北京で撮影(2021年 ロイター/Jason Lee/File Photo)
中国サイバースペース管理局(CAC)は9日、中国の配車サービス最大手、滴滴出行(ディディ)が運営する25個のアプリをアプリストアから削除すると発表した。写真は2018年8月、北京で撮影(2021年 ロイター/Jason Lee/File Photo)

[北京 9日 ロイター] - 中国サイバースペース管理局(CAC)は9日、中国の配車サービス最大手、滴滴出行(ディディ)が運営する25個のアプリをアプリストアから削除すると発表した。中国政府はディディの取り締まりを強化している。

CACは削除するアプリについて声明で、配達サービスやカメラ機器、金融サービスでディディが違法に集めたデータを使っていると指摘。

CACは先週、ディディのニューヨーク証券取引所(NYSE)での44億ドルの新規株式公開(IPO)が実現した数日後にアプリストアに対して、ディディの配車サービスのアプリを削除するように命じた。また、国家安全と公益を守るとの理由でディディの調査を開始。調査中に新たなユーザーを登録しないようにディディに命じた。

中国当局が国内のテクノロジー企業や国外に上場する企業への監督を強化していることが懸念される中、ディディの時価総額は今週、3営業日で約215億ドル減った。

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