再送中国当局、テンセント系ゲーム配信サイトの合併計画を却下

7月10日 中国の独禁当局、国家市場監督管理総局(SAMR)はインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)系のゲーム動画配信サイト「虎牙」と「闘魚」の合併計画を認めないと発表した。写真は北京で開かれた国際展示会に出展したテンセントのブース。2020年9月撮影(2021年 ロイター/Tingshu Wang)
7月10日 中国の独禁当局、国家市場監督管理総局(SAMR)はインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)系のゲーム動画配信サイト「虎牙」と「闘魚」の合併計画を認めないと発表した。写真は北京で開かれた国際展示会に出展したテンセントのブース。2020年9月撮影(2021年 ロイター/Tingshu Wang)

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[香港 10日 ロイター] - 中国の独禁当局、国家市場監督管理総局(SAMR)は10日、インターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)系のゲーム動画配信サイト「虎牙」と「闘魚」の合併計画を認めないと発表した。虎牙と闘魚は同国のゲーム動画配信市場で1、2位を占める。

テンセントは虎牙の株式36.9%を保有する筆頭株主。闘魚株も33%超保有する。両社は米国市場に上場しており、2社の時価総額は合計で53億ドル。

当局は両社が合併すれば市場シェアは7割を超え、テンセントの市場支配が強まり、公正な競争を妨げる、と指摘した。

テンセントは当局の決定に従うとの声明を出し、「法律と規制にのっとって運営し、社会的責任を果たす」とした。

闘魚は「規制当局の決定を完全に尊重し、適用される法律や規制を順守して業務を行うために、規制上の要件を満たすよう積極的に協力する」とした。

虎牙からのコメントは得られていない。

発表と同時に公開されたSAMRのメモの中で、中国国務院(内閣に相当)の反トラスト委員会のメンバーであるZhang Chenying氏は、両社の合併が公正な競争を妨げると主張した。

虎牙と闘魚が合併すれば、合併後の企業に対しテンセントが完全な支配権を持つことになるとし、「収益やアクティブユーザー、ライブストリーミングのリソースなど重要な要素を考慮すると、合併によって公正な競争が排除または制限されることが予想される」と述べた。

ロイターは5日、関係筋の話として、SAMRが虎牙と闘魚の合併計画を阻止する方針だと報じていた。

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