五輪取材ノート:選曲にニヤリ、無観客会場を盛り上げる音楽

東京2020

7月27日 東京有明のバレーボール会場で、観客がいないアリーナを盛り上げているのが、試合でプレーが中断される合間に流れる音楽だ。写真は予選ラウンドで対戦する日本とカナダ。7月26日撮影(2021年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
7月27日 東京有明のバレーボール会場で、観客がいないアリーナを盛り上げているのが、試合でプレーが中断される合間に流れる音楽だ。写真は予選ラウンドで対戦する日本とカナダ。7月26日撮影(2021年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[東京 27日 ロイター] - 東京有明のバレーボール会場で、観客がいないアリーナを盛り上げているのが、試合でプレーが中断される合間に流れる音楽だ。

26日に行われた男子バレーボールの1次リーグ、米国対ROC(ロシア・オリンピック委員会)では、開始前にサバイバーの「バーニング・ハート」が流れた。この曲はロッキーがソ連選手ドラコと対戦した映画「ロッキー4 炎の友情」の主題歌。ジェームス・ブラウンの「リヴィング・イン・アメリカ」や、ロシアの女性デュオ、t.A.T.u.の「ナス・ニェ・ダゴニャット」(英語名:Not Gonna Get Us)などもかかった。

24日に男子日本代表がベネズエラを下した試合では、バレーボールアニメ「ハイキュー!!」のオープニング曲だったSPYAIRの「イマジネーション」が使われた。ミスが出た後にはイーグルスの「テイク・イット・イージー」、チャレンジの判定待ちの間にはベートーベンの交響曲第5番「運命」というように、しゃれも効いている。

組織委員会に確認してみると、選曲は大会運営側が担当しており、会場にはDJも配置されている。

試合後半にはBTSやTWICEなど、対戦国とは関係ないK─POPも流れてきた。試合が長引くとさすがに「ネタ」が尽きてしまうようだが、試合を盛り上げるアップテンポな曲は試合を盛り上げるのに一役買っていた。

(橋本俊樹)

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