五輪=陸上男子100m、イタリア初の金ヤコブスに母「新たなボルト」

東京2020

東京五輪の陸上男子100メートルでイタリア人として初の同種目金メダルを獲得したラモントマルチェル・ヤコブスに対し、母親が「彼は新たな(ウサイン・)ボルト」と語り、息子の偉業をたたえた。写真は息子の横断幕の前で写真撮影に応じる母ビビアナさん(2021年 ロイター)
東京五輪の陸上男子100メートルでイタリア人として初の同種目金メダルを獲得したラモントマルチェル・ヤコブスに対し、母親が「彼は新たな(ウサイン・)ボルト」と語り、息子の偉業をたたえた。写真は息子の横断幕の前で写真撮影に応じる母ビビアナさん(2021年 ロイター)

[ミラノ 1日 ロイター] - 東京五輪の陸上男子100メートルでイタリア人として初の同種目金メダルを獲得したラモントマルチェル・ヤコブスに対し、母親が「彼は新たな(ウサイン・)ボルト」と語り、息子の偉業をたたえた。

ヤコブスは1日に行われた同種目で9秒80の欧州新記録を出して優勝した。ヤコブスは近年の飛躍が目覚ましく、同日には欧州記録を2回更新したが、五輪前は母国イタリアでも知名度はかなり低かった。

イタリアでホテルを経営するヤコブスの母ビビアナさんは、決勝の日に何か大きなことが起こる予感はしていたがこれほどだとは思わなかったという。ロイターに対し、「奇跡。彼は新たなボルト。私はとてもうれしい」と喜びの声を上げた。

米国で同国軍人の父との間に生まれたヤコブスは赤ん坊のころに両親が別れ、母親に育てられた。元々は走り幅跳びの選手だったが、けがを機に短距離に専念した。

ビビアナさんは「彼は一日一日を大切に生き、あらゆることに笑顔で取り組んだ。今日、素晴らしい走り幅跳び選手が素晴らしいスプリント王者になった」と語った。

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