日産系列のEV用電池メーカー、茨城に新工場建設 当初500億円投資

[東京 4日 ロイター] - 電気自動車(EV)向け電池を生産する中国系メーカーのエンビジョンAESCジャパン(神奈川県座間市)は4日、EV向けリチウムイオン電池の新工場を茨城県内に建設すると発表した。当初の投資額は約500億円で、その後は計1000億円超に増やす予定。今年中に着工し、2024年に年間6ギガワット時の生産能力で量産開始を目指す。

日産自動車のEV用に電池を供給するが、将来的には他社のEV用にも販路を広げたい考え。生産能力は18ギガワット時まで拡大させることが可能。稼働時の従業員数は約400人で、将来的に1000人以上の雇用を創出する計画だ。

日産は、エンビジョンAESCジャパンの親会社であるエンビジョンAESCグループに特別目的会社を通じて約20%出資している。同グループは日産の英国工場でも同社の量産型EV「リーフ」向け電池を生産しており、隣接地に両社共同で電池の新工場を新設する計画も進めている。

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