五輪=空手男子組手75キロ超級、イラン選手が反則勝ちで金
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東京五輪は7日、日本武道館で空手の男子組手75キロ超級決勝を行い、イランのサジャド・ガンジザデが相手選手の反則により勝利。金メダルを獲得した。東京で7日に撮影(2021年 ロイター/Annegret Hilse)
[東京 8日 ロイター] - 東京五輪は7日、日本武道館で空手の男子組手75キロ超級決勝を行い、サジャド・ガンジザデ(イラン)が対戦相手タレグ・ハメディ(サウジアラビア)の反則により勝利。金メダルを獲得した。
試合開始からハメディが優勢。4─1とリードした状況で上段蹴りがガンジザデの首を直撃した。ガンジザデが畳の上に倒れ、ハメディは喜びを爆発させた。しかしその後、会場は深刻な空気に包まれ、ガンジザデは酸素マスクをつけられたのち、担架で運び出された。
五輪の組手ルールでは「寸止め」が求められており、審判団が数分間にわたり協議した結果、ハメディの攻撃は反則と判断されてガンジザデの優勝が決まった。
ガンジザデは無事、表彰式に参加。表彰台では両選手ともに無表情のままメダルを手にしたが、その後はハグをかわし、一緒に写真撮影に応じた。
ガンジザデは記者会見で「金メダルはうれしいが、このような形での勝利は悲しい」とコメント。一方のハメディは判定には不服としながらも、自らの戦いぶりには満足していると述べた。
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