JR西、公募増資で財務基盤を強化 最大2786億円を調達

西日本旅客鉄道(JR西日本)は1日、国内外の公募増資などで最大2786億円を調達すると発表した。写真は新幹線を待つ乗客。2019年に京都駅で撮影。(2021年 ロイター/Issei Kato )
西日本旅客鉄道(JR西日本)は1日、国内外の公募増資などで最大2786億円を調達すると発表した。写真は新幹線を待つ乗客。2019年に京都駅で撮影。(2021年 ロイター/Issei Kato )

(余分な文字を削除しました)

[東京 1日 ロイター] - 西日本旅客鉄道(JR西日本)は1日、国内外の公募増資などで最大2786億円を調達すると発表した。同社は新型コロナウイルスの影響で2期連続の大幅な最終赤字を計上する見通し。毀損した財務基盤を強化する。

発行株式数は最大およそ5266万株増加する。希薄化率は21.58%。発行価格は13─15日のいずれかの日に決定する。

調達した資金は省力化設備や新たな車両の導入、大阪駅や広島駅の周辺開発事業などに充てる。

JR西日本は新型コロナによる旅客需要の激減で業績が落ち込み、2021年3月期は2332億円の最終赤字を計上した。22年3月期は815億─1165億円の最終赤字を見込んでいる。

(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html

ロイター通信ニュース