マネタリーベース、8月平残は657兆円 過去最高の更新続く=日銀

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日銀が2日発表した8月のマネタリーベースの平均残高は前年比14.9%増の656兆9573億円となった。写真は円紙幣。2011年8月、都内で撮影(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)
日銀が2日発表した8月のマネタリーベースの平均残高は前年比14.9%増の656兆9573億円となった。写真は円紙幣。2011年8月、都内で撮影(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日発表した8月のマネタリーベースの平均残高は前年比14.9%増の656兆9573億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大で金融機関向けのコロナオペが導入された前年の反動で伸び率は縮小傾向にあるものの、国債買い入れで残高は過去最高の更新が続いている。

平均残高の内訳は、日銀当座預金が同18.1%増の535兆0187億円で、残高が過去最高。紙幣は同2.8%増の116兆9002億円、貨幣は同1.4%増の5兆0384億円だった。

8月末のマネタリーベース残高は661兆3402億円で過去最高を更新。日銀当座預金は539兆3055億円でこちらも過去最高。

マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。

(和田崇彦)

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