日経平均は4日続伸、値がさハイテク株がしっかり

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東京株式市場で日経平均は4日続伸した。前日までの好地合いを継続し買い優勢で始まった後は高値警戒感から一時マイナス圏に転落する場面もみられたが、再びプラス圏に浮上。後場はもみあいに終始した。個別では値がさハイテク株が総じて堅調だった。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
東京株式市場で日経平均は4日続伸した。前日までの好地合いを継続し買い優勢で始まった後は高値警戒感から一時マイナス圏に転落する場面もみられたが、再びプラス圏に浮上。後場はもみあいに終始した。個別では値がさハイテク株が総じて堅調だった。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続伸した。前日までの好地合いを継続し買い優勢で始まった後は高値警戒感から一時マイナス圏に転落する場面もみられたが、再びプラス圏に浮上。後場はもみあいに終始した。個別では値がさハイテク株が総じて堅調だった。

1日の米国株式市場はハイテク株の構成比が高いナスダックが最高値を更新した。日本株は米市場の堅調な流れを引き継ぎ、朝方から半導体関連株や電子部品株を中心に物色された。日経平均は一時213円29銭高の2万8626円20銭の高値をつけた後は伸び悩み、後場は小動きに終始した。日経平均は前日までの3営業日で約809円上昇したこともあり、高値警戒感が意識された。

市場では「個人投資家の買い意欲は強いが、中国での企業規制や景気減速懸念がリスクとして意識されつつあり、上昇基調が維持されるかは悩ましい。中国企業に投資を行うソフトバンクグループが再び下落に転じたのが気がかり」(国内証券)との声も聞かれた。

TOPIXも4日続伸し0.14%高の1983.57ポイント。東証1部の売買代金は2兆6395億7500万円。東証33業種では、金属製品、その他製品、保険業などの16業種が値上がり。陸運業、空運業、鉄鋼など17業種は値下がりした。

個別では、東京エレクトロン、アドバンテスト、キッコーマンなどが堅調。ソフトバンクグループ、アステラス製薬、中外製薬などは利益確定売りに押され軟調だった。

そのほか、電鉄株が総じて軟調。前日に公募増資を発表したJR西日本は3日続落し13.36%安となった。他の電鉄株にも連想売りが広がり、JR東日本、西武ホールディングスなどが大幅安、小田急電鉄、京王電鉄は年初来安値を更新した。

東証1部の騰落数は、値上がり896銘柄に対し、値下がりが1197銘柄、変わらずが96銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 28543.51 +92.49 28522.46 28,412.91─28,626.20

TOPIX 1983.57 +2.78 1981.53 1,973.66─1,987.45

東証出来高(万株) 105806.00 東証売買代金(億円) 26395.75

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