ドルは110円近辺、菅首相辞意の報道で円売り進行

正午のドルは、前日のNY市場終盤(109.92/95円)に比べてドル高/円安の110.04円付近で推移している。都内で2013年2月撮影(2021年 ロイター/Shohei Miyano)
正午のドルは、前日のNY市場終盤(109.92/95円)に比べてドル高/円安の110.04円付近で推移している。都内で2013年2月撮影(2021年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 3日 ロイター] - 正午のドルは、前日のNY市場終盤(109.92/95円)に比べてドル高/円安の110.04円付近で推移している。1日に公表された米国の雇用関連指標が市場予想を下回り、きょう発表予定の8月米雇用統計への警戒感から、午前の取引ではドル売りが継続していた。だが、正午前に菅義偉首相の辞意との報道が伝わると、小幅ながら円売りが優勢になった。

市場からは、「急激に円安が進行したわけではなく、菅首相が辞任の意向との報道の影響はそこまで大きくない」(国内証券)との声が聞かれた。

ただ、新型コロナウイルス対応などが遅れる懸念や、今後の政局の不安定化の警戒感から「円売りが進んでいるようだ」(同)という。

ユーロ/ドルは1.1878ドル付近、ユーロ/円は130.69円付近で推移している。

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