米ノババックス製ワクチン、厚労省が1億5000万回分購入=武田薬

武田薬品工業は7日、同社が日本で生産する予定の米バイオ医薬品企業ノババックスの新型コロナウイルスワクチンについて、製造販売承認取得を条件に厚生労働省が1億5000万回分を購入する契約を締結したと発表した。写真は2月9日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
武田薬品工業は7日、同社が日本で生産する予定の米バイオ医薬品企業ノババックスの新型コロナウイルスワクチンについて、製造販売承認取得を条件に厚生労働省が1億5000万回分を購入する契約を締結したと発表した。写真は2月9日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 7日 ロイター] - 武田薬品工業は7日、同社が日本で生産する予定の米バイオ医薬品企業ノババックスの新型コロナウイルスワクチンについて、製造販売承認取得を条件に厚生労働省が1億5000万回分を購入する契約を締結したと発表した。

武田は国内での治験などを経て、2022年初めの供給開始を目指す。

2022年3月期業績への影響は、ワクチンの供給開始時期によるとしている。

厚労省はこの契約について、1億5000万回分は2022年初頭からおおむね1年間で供給を受けるとしている。また、武田とノババックスのワクチン開発は、追加接種への使用も視野に行われており、変異株への対応も含まれると発表している。

ノババックスは生産に必要な原材料や設備の確保で苦戦し、米国で緊急使用許可(EUA)の申請を複数回にわたって延期。現在は第4・四半期(10─12月期)の申請を目指している。同社によると、インド、インドネシア、フィリピンでは既に承認申請を済ませている。

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