五輪=アフガン代表選手ら約100人、IOC支援で国外に退避

東京2020

IOCのトーマス・バッハ会長は8日、アフガニスタンの「オリンピック・コミュニティ」のメンバー約100人を人道的ビザで出国させる手助けをしたと述べた。提供写真(2021年 ロイター)
IOCのトーマス・バッハ会長は8日、アフガニスタンの「オリンピック・コミュニティ」のメンバー約100人を人道的ビザで出国させる手助けをしたと述べた。提供写真(2021年 ロイター)

[8日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は8日、アフガニスタンの五輪代表選手など関係者約100人を人道ビザで国外退避させる支援をしたと述べた。

イスラム主義組織タリバンによるアフガン掌握前に始めた救助活動は今後も継続されるとして、「東京五輪、パラリンピックに参加した全ての選手が国外にいる。2人の冬季スポーツ選手も国外にいて、北京冬季五輪への出場を目指してトレーニングを続けている」と会見で明かした。

その上で「このようなオリンピック・コミュニティーの強い連帯感に、私たちは深く感謝している」と述べた。

また、IOCはスポーツ関係者が国外退去のための人道ビザを取得できるよう引き続き支援するとし、「最も危険にさらされている可能性のある女性や少女に特に注力しているが、もちろん政治的状況によって危険にさらされている他の人々を無視するわけではない」と強調した。

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