JAL、約3000億円調達あす発表 コロナ対応と成長・環境投資で

9月9日、日本航空(JAL)は、3000億円程度の資金調達を予定していると正式発表した。写真は都内で2013年2月撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)
9月9日、日本航空(JAL)は、3000億円程度の資金調達を予定していると正式発表した。写真は都内で2013年2月撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - 日本航空(JAL)は9日、3000億円程度の資金調達を予定していると正式発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響長期化に対応するほか、中期経営計画で掲げた成長戦略や脱炭素化に向けた取り組みなどへの投資に充てる。詳細はあす発表する。

調達手段は、一部が自己資本とみなされる劣後ローン、劣後債社債など株式の希薄化を伴わないハイブリッド・ファイナンスを予定している。

JALの6月末時点の自己資本比率は42.4%。世界の航空大手と比べ財務の健全性は高水準にあり、当面の運転資金に心配もない。ただ、コロナの感染拡大は世界的に歯止めがかかっておらず、国際線、国内線ともに旅客需要の低迷がしばらく続くとみて長期化に備える。

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