HIS、20年11月─21年7月期は332億円の純損失 旅行事業の赤字継続

9月10日、    エイチ・アイ・エス(HIS)は10日、2020年11月━21年7月期の連結決算で最終損益が332億円の赤字だったと発表した。写真はHIS。都内で2020年12月撮影(2021年 時事通信)
9月10日、 エイチ・アイ・エス(HIS)は10日、2020年11月━21年7月期の連結決算で最終損益が332億円の赤字だったと発表した。写真はHIS。都内で2020年12月撮影(2021年 時事通信)

[東京 10日 ロイター] - エイチ・アイ・エス(HIS)は10日、2020年11月━21年7月期の連結決算で最終損益が332億円の赤字だったと発表した。前年同期は166億円の赤字だった。

新型コロナウイルス感染症の影響で各国で入国制限や渡航制限措置が継続されたほか、国内でも都市部を中心に緊急事態宣言が再発令され、旅行事業で大幅な赤字を計上した。新型コロナの影響を受けて申請した雇用調整助成金などで129億円の特別利益を計上したが、赤字を補うことはできなかった。

売上高は前年同期比77%減の907億円、営業損益は467億円の赤字だった。 通期の見通しは、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算定することが困難だとして引き続き未定とした。

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