ファイザー製ワクチン、10月中に5─11歳向け認可も=関係筋

米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンが10月末までに5─11歳の子どもたちに対して認可される可能性があると想定している。1日撮影(2021年 ロイター/Jon Nazca)
米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンが10月末までに5─11歳の子どもたちに対して認可される可能性があると想定している。1日撮影(2021年 ロイター/Jon Nazca)

[10日 ロイター] - バイデン米政権の首席医療顧問を務める米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンが10月末までに5─11歳の子どもたちに対して認可される可能性があると想定している。事情に詳しい関係者2人が10日述べた。

関係者によると、ファウチ氏は米国立衛生研究所(NIH)のスタッフ数千人が参加したオンライン会合で、ファイザーが9月末までに5─11歳に対する緊急使用許可(EUA)を申請し、その使用に関して十分な臨床試験データが得られれば、10月に入ってから2─3週間で認可される可能性があると述べた。

ファウチ氏はまた、米モデルナ製ワクチンについては、5─11歳の子どもを対象としたデータの分析と収集に、ファイザー製ワクチンよりも約3週間長くかかる可能性があるとし、モデルナ製ワクチンに関する判断は11月ごろになるとした。

ただ、関係者の1人はファウチ氏のモデルナ製ワクチンに関する見通しについて「楽観的」とした。

NIH当局者からのコメントは現時点で得られていない。

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