サッカー=本田がリトアニア1部加入、「悪あがきしたい」

サッカーの元日本代表MF本田圭佑は14日、リトアニア1部のスドゥバに加入することを発表した。契約期間は今季終了までの残り2カ月間程度だという。リオデジャネイロで2020年3月撮影(2021年 ロイター)
サッカーの元日本代表MF本田圭佑は14日、リトアニア1部のスドゥバに加入することを発表した。契約期間は今季終了までの残り2カ月間程度だという。リオデジャネイロで2020年3月撮影(2021年 ロイター)

[14日 ロイター] - サッカーの元日本代表MF本田圭佑は14日、リトアニア1部のスドゥバに加入することを発表した。契約期間は今季終了までの残り2カ月間程度、背番号は3をつけるという。

本田は目標とするゴール数についてユーチューブのライブ配信で「トレーニングはやっていたもののサッカーはやっていなかったのでちょっと時間はかかる。いつ出るかによるが、試合数分の点数を目標にする。(直近でプレーした)アゼルバイジャンでも1試合1点が目標だった」と語った。

プロキャリアをスタートさせたJリーグでのプレーについては「正式なオファーはなかった。これだけJリーグに戻らないと言ってきたので、オファーを出すのはあほらしいと思われたか、単純に必要とされていないのどっちかだと思う」と答えた。

また、心境については「ワールドカップ(W杯)で優勝して、世界一の選手になると言ってきて、それが18年W杯で最後になり、満足な結果を出せず代表引退した。実質、選手としての世界一がかなわないというのが決定して、オリンピックを目指したが選ばれなくて、また思うような結果を出せず、やめようかなという選択肢もあった」と引退も視野に入れていたことを明かした。

その上で「諦め悪いが、悪あがきがしたいなと。何となく続けるのではなく、お金のためではなく、続けるなら、何かしらかの自分なりの世界一を目指せないかなと思って。どれくらいの記録が世の中にあるか分からないが、世界の1部リーグでプレーした数とゴール数。(その最多数も)それはそれで世界一だと勝手に自分で解釈した」とし、新たな目標を口にした。

そして、ACミラン(イタリア)の入団会見で自身が口にして話題になった「リトルホンダ(自身の心の声)」について触れられると、苦笑しながら「迷わず行けと言っている」と答え、決断を下すまで時間はかからなかったと話した。

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