中韓外相が会談、北朝鮮情勢など議論

中国の王毅国務委員兼外相は15日、韓国の鄭義溶外相とソウルで会談し、北朝鮮情勢などについて話し合った。北京で2018年月代表撮影(2021年 ロイター)
中国の王毅国務委員兼外相は15日、韓国の鄭義溶外相とソウルで会談し、北朝鮮情勢などについて話し合った。北京で2018年月代表撮影(2021年 ロイター)

[ソウル 15日 ロイター] - 中国の王毅国務委員兼外相は15日、韓国の鄭義溶外相とソウルで会談し、北朝鮮情勢などについて話し合った。北朝鮮を巡っては、最近のミサイル発射実験や米朝の非核化交渉の停滞について懸念がある。

北朝鮮は先週末に長距離巡航ミサイルの発射実験を実施し、成功したと国営メディアが伝えている。アナリストらによると、北朝鮮初の核搭載能力を持つような兵器となる可能性がある。

韓国外務省によると、鄭氏は朝鮮半島の平和プロセスを続ける意向を表明し、来年の北京冬季五輪が弾みをつける好機になるとの期待感を示した。

会談の冒頭で「中国が一貫して韓国政府の朝鮮半島平和プロセスを支持するよう期待する」と述べた。また、北京五輪に関し、感染症ゼロの安全で平和な開催を願うとした。

王氏は、両国の共通利益を拡大し、来年に国交正常化30周年を迎える2国関係を「さらに速いペースで安定的かつ全面的に」強化するため、一段の協力を韓国側に求めた。

これとは別に、両国は文化的交流を強化する方策を協議するための会合も開いた。

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