五輪=WADA、ドーピング規則でマリフアナの扱い検討へ

東京2020

WADAが14日、マリフアナを引き続き禁止とすべきかどうかの検討を来年に行うと発表した。写真右は米国陸上短距離のシャカリ・リチャードソン。6月に米オレゴン州ユージーンで撮影(2021年 ロイター/Kirby Lee-USA TODAY Sports)
WADAが14日、マリフアナを引き続き禁止とすべきかどうかの検討を来年に行うと発表した。写真右は米国陸上短距離のシャカリ・リチャードソン。6月に米オレゴン州ユージーンで撮影(2021年 ロイター/Kirby Lee-USA TODAY Sports)

[14日 ロイター] - 世界反ドーピング機構(WADA)が14日、マリフアナを引き続き禁止とすべきかどうかの検討を来年に行うと発表した。

これは、米国陸上のスター選手、シャカリ・リチャードソン(21)がマリフアナの陽性反応を示し、今年の東京五輪を欠場したことを受けたもの。現行のルールで大麻は禁止されており、2022年も引き続き禁止される見通し。

リチャードソンは6月に行われた東京五輪米国代表選考会で、マリフアナに陽性反応を示し成績が抹消された。また、1カ月の出場停止処分も科せられた。

リチャードソンは母親の死に対処するために大麻を使用したと語っていた。この処分を受けて同情の声が殺到し、米国反ドーピング機関(USADA)を含めドーピング規則の見直しを求める声が高まっている。

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