スペイン領カナリア諸島で50年ぶり噴火、5500人が避難

9月19日、スペイン領のカナリア諸島にあるラパルマ島で、火山が噴火。複数の火口から溶岩が噴出した。写真は住宅に迫る溶岩。20日撮影(2021年 ロイター/Borja Suarez)
9月19日、スペイン領のカナリア諸島にあるラパルマ島で、火山が噴火。複数の火口から溶岩が噴出した。写真は住宅に迫る溶岩。20日撮影(2021年 ロイター/Borja Suarez)

[ラパルマ島(スペイン) 19日 ロイター] - スペイン領のカナリア諸島にあるラパルマ島で19日、50年ぶりに火山が噴火し、5500人が避難している。20日朝までに被害を受けた家屋は少なくとも100軒に上る見通し。

これまでのところ人的被害は報告されていない。

20日夜には溶岩流が海岸に到達し、さらなる爆発を引き起こす可能性もあるとみられている。火山活動は数日間続くという。

噴火が起きたのは現地時間午後3時15分(1415GMT、日本時間午後11時15分)。複数の火口から溶岩が噴出、地元当局は4つの村の住民に避難命令を出した。

スペインのサンチェス首相は19日夜現地入りし、対応に当たった。

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