製造業PMI9月は小幅低下、サービス20カ月連続の50割れ=auじぶん銀・マークイット

[東京 24日 ロイター] - auじぶん銀・マークイットが24日発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.2となり、前月の52.7から小幅に低下した。2カ月連続の低下。一方、サービス業PMIは47.4。前月の42.9から上昇したものの、20カ月連続で50を下回った。

製造業PMIは、指数が低下したものの、景気の分かれ目である50を8カ月連続で超えた。従業員の増員には強気の姿勢で、雇用が51.8と2020年1月以来の高水準となった。一方、生産は48.1と8カ月ぶりに50を下回った。購買価格の上昇などを指摘する声が出ているという。

サービス業は景況感の改善が示されたが、全体的に事業活動の低迷が続いている。

調査を委託されているIHSマークイットのエコノミストは、緊急事態宣言に伴う各種制限措置が解除されるまで短期的な活動の混乱は続きそうだと指摘。一方、コロナワクチン接種の進展加速を受け、国内外の市場で需要が回復するという期待も出ているとした。

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