河野氏、台湾のTPP加盟申請を歓迎、中国は「そう簡単ではない」

自民党総裁選に出馬している河野太郎行革担当相は24日、台湾が環太平洋経済圏(TPP)に加盟申請したことについて、「TPPは非常にレベルの高い基準を設けており、台湾がそれをクリアして参加するならば非常にうれしい」と述べた。写真は10日の出馬会見(2021年 ロイター/Issei Kato)
自民党総裁選に出馬している河野太郎行革担当相は24日、台湾が環太平洋経済圏(TPP)に加盟申請したことについて、「TPPは非常にレベルの高い基準を設けており、台湾がそれをクリアして参加するならば非常にうれしい」と述べた。写真は10日の出馬会見(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 自民党総裁選に出馬している河野太郎行革担当相は24日、台湾が環太平洋経済圏(TPP)に加盟申請したことについて、「TPPは非常にレベルの高い基準を設けており、台湾がそれをクリアして参加するならば非常にうれしい」と述べた。記者団の取材に答えた。

一方、台湾に先立ち加盟申請した中国については、「TPPは非常に高い基準を設定しているので、今の中国の国営企業の在り方や私的所有権の問題をみると、そう簡単ではない」と語った。

また、河野氏は自民党内の部会に関する自身の発言を「不適切だった」と撤回した。

河野氏は21日、衆院当選3回以下の議員でつくる「党風一新の会」との意見交換会で、「国会で説明責任を負うのは政府。『政高党低』じゃなきゃ困る」と述べ、「(自民党の)部会でぎゃーぎゃー言っているよりも副大臣、政務官チームを非公式に作ったらどうか」と語った。

これに党内の一部からは批判が噴出。河野氏は「部会で一番ぎゃーぎゃー言っていたのは自分だった」などと補足した。

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