五輪=リオ大会のボクシング判定で不正操作、独立機関が認定

東京2020

国際ボクシング協会の独立調査機関は30日、2016年リオデジャネイロ五輪のボクシング競技で物議を醸したレフェリングとジャッジングを調査した結果、複数の試合で不正が行われていた疑いがあるとの報告書を発表した。リオデジャネイロで2016年8月撮影(2021年 ロイター/Peter Cziborra)
国際ボクシング協会の独立調査機関は30日、2016年リオデジャネイロ五輪のボクシング競技で物議を醸したレフェリングとジャッジングを調査した結果、複数の試合で不正が行われていた疑いがあるとの報告書を発表した。リオデジャネイロで2016年8月撮影(2021年 ロイター/Peter Cziborra)

[30日 ロイター] - 国際ボクシング協会(AIBA)の独立調査機関は30日、2016年リオデジャネイロ五輪のボクシング競技で物議を醸したレフェリングとジャッジングを調査した結果、複数の試合で不正が行われていた疑いがあるとの報告書を発表した。

報告書によると、少なくとも9試合で不正の疑いがあり、2試合でシステムが「公然と崩壊」していたという。中には、金メダルや銅メダルを獲得したロシア選手の試合も含まれていた。

独立調査機関の責任者は記者会見で「この問題の種は何年も前からまかれていた。少なくとも21世紀の五輪から、11年と12年のロンドン周辺のイベントを通して始まった」とコメント。

また「16年リオ大会への出場権をかけた予選は本大会で不正操作をするための実験台にされていた」と語り、入念に準備されたものだったとしている。

不正操作された試合の結果が変更される可能性については、独立調査の責任者が決めることではないとし、コメントを控えた。

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