ボクシング=リオ五輪での不正疑惑、銀の英選手は金メダルを要求

[ロンドン 1日 ロイター] - ボクシング男子で2016年リオデジャネイロ五輪のスーパーヘビー級で銀メダルだったジョー・ジョイス(英国)は、決勝戦での勝敗が不正に操作されていたことが発覚した場合、自分に金メダルが渡るべきだと主張した。

リオ五輪のボクシングを巡っては、勝敗を不正に操作していた証拠が見つかったと国際ボクシング協会(AIBA)の独立調査機関が9月30日に発表。ジョイスがフランス代表トニー・ヨカに敗れた決勝戦も疑惑のある11試合に含まれていた。

決勝戦でヨカに1─2の判定負けを喫したジョイスは、「どんなスポーツでも不正は悲しいことだが、それがボクシングならなおさらだ」とインスタグラムに投稿。「ヨカとの試合では自分が勝者だったし、自分こそ金メダルにふさわしいと固く信じている」と続けた。

なお、今回の調査の責任者であるリチャード・マクラーレン氏は、不正操作があった試合の結果が変更されるかについては、自分には決める権限がないためコメントできないとしている。

(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html

ロイター通信ニュース