午後3時のドルは111円近辺で横ばい、米長期金利停滞で上値重い
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[東京 44日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 111.05/07 1.1596/00 128.79/83
午前9時現在 110.94/96 1.1604/08 128.76/80
NY午後5時 111.05/09 1.1594/98 128.75/79
午後3時のドル/円は、前週末のNY市場終盤(111.05/09円)と同水準の111.05円付近で推移している。午前の取引では、ドルは111円を下回っていたが、実需のドル買いや米長期金利の上昇を背景にドルは111円台を回復した。ただ、その後米長期金利は小動きにとどまり、ドル上昇の勢いも弱まった。
前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米金利上昇に伴いドル高の流れが続いていたが、市場からは「ドル上昇のペースが早かったので、足元ではいったん小さな調整が入っているようだ」(バンク・オブ・アメリカ、チーフ為替・金利ストラテジストの山田修輔氏)との指摘が聞かれた。
ただ、長期的には、米国の新型コロナウイルス変異株の感染拡大が収束し、米経済が回復する中で「緩やかな米金利の上昇とドル高の流れは続くのではないか」(山田氏)という。
今週末には米国で9月雇用統計の発表を控えている。「(雇用統計が)良好な結果となれば、ドルは111円台半ばから後半へ持ち直すとみている」(国内金融機関)との見方もあった。
また、衆参両院は4日午後の本会議で首相指名選挙を行い、自民党の岸田文雄総裁を新首相に選出した。新内閣の顔ぶれも伝わっているが、外為市場の反応は限られた。
市場関係者の関心は米金利の動向に集まっているため、為替市場への大きな影響はみられない、との意見があった。ただ、「衆院選に向けて内閣支持率を上げられるかどうか、今後の動向に注目したい」(外銀)という声も聞かれた。
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