スバル、国内向け新型アウトバックを投入 運転支援機能を標準装備

SUBARU(スバル)は7日、スポーツ多目的車(SUV)「レガシィ アウトバック」の国内市場向け新型車を発表した。写真は都内で2019年10月撮影(2021年 ロイター/Soe Zeya Tun)
SUBARU(スバル)は7日、スポーツ多目的車(SUV)「レガシィ アウトバック」の国内市場向け新型車を発表した。写真は都内で2019年10月撮影(2021年 ロイター/Soe Zeya Tun)

[東京 7日 ロイター] - SUBARU(スバル)は7日、スポーツ多目的車(SUV)「レガシィ アウトバック」の国内市場向け新型車を発表した。アウトバックは、50万台規模だった世界販売を100万台規模へと急成長させた旗艦車種。海外ではすでに投入しており、日本への投入が遅れていた。約7年ぶりの全面改良で、運転支援システム「アイサイトX」を標準装備し、日本での販売拡大を狙う。

日本への投入が遅れたのは、高速道路の渋滞時にハンドルから手を放して運転できるなど最新の運転支援システムとなる「アイサイトX」の完成を待っていたため。アウトドア志向で車の安全性に関心の高い40─50代をターゲットに、初年度の国内販売は月1200台を計画する。

世界的な半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大による部品調達停滞により、生産に「多少の影響が出ている」(開発責任者の村田誠氏)が、9月2日から始めた先行予約は「想定以上の受注で推移している」といい、できるだけ早く納車につなげたい考えだ。

日本仕様の新型車は排気量1.8リットルの水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、走行性と環境性を両立させた。車台には国内では6車種目となる「スバルグローバルプラットフォーム」を使うことで剛性を強めつつ、開発コストも抑えた。

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