街角景気、9月は前月比+7.4ポイント ワクチン接種の進展で

10月8日、内閣府が発表した9月の景気ウオッチャー調査で、景気の現状判断DIは42.1となり、前月から7.4ポイント上昇した。写真は都内で9月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
10月8日、内閣府が発表した9月の景気ウオッチャー調査で、景気の現状判断DIは42.1となり、前月から7.4ポイント上昇した。写真は都内で9月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した9月の景気ウオッチャー調査で、景気の現状判断DIは42.1となり、前月から7.4ポイント上昇した。2カ月ぶりの上昇。新型コロナウイルスワクチンの接種進展で新規感染者数が減少したことなどで景況感が上向いた。

家計動向関連DIが9.6ポイント、企業動向関連DIが2.0ポイント、雇用動向関連DIが4.5ポイント、前月からそれぞれ上昇した。

内閣府は、景気判断の表現を「新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる」とし、前回の「持ち直しに弱さがみられる」から上方修正した。

先行き指数は前月から12.9ポイント上昇の56.6だった。ワクチン接種の進展などによって持ち直しが続くとみている。

調査期間は9月25日から30日。政府は同28日、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置を期限の9月30日に全面解除することを正式に決めた。

*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

https://www5.cao.go.jp/keizai3/watcher_index.html

(杉山健太郎)

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