日経平均は反落、米株安を嫌気 円安で輸出株の物色も

10月12日、東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落した。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
10月12日、東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落した。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落した。前日の米国市場での株安を受けて、幅広く売りが優勢となった。値がさのハイテク株の軟調が指数の重しになった一方、円安進行を手掛かりに輸出関連株の一角は物色された。

11日の米国株式市場は続落。第3・四半期の決算発表シーズンを前に不安定な値動きとなった。主要株価指数はプラス圏で推移した後、下落に転じ、引けにかけて下げ幅を拡大した。

これを受けて、日本株も下落して始まった。日経平均は前日までに1200円幅の上昇で、戻り一巡感が台頭したほか、10月後半から本格化する企業決算を見極めたいとのムードもあり、上値に対して慎重な動きとなった。

東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連は総じてさえない動きとなったほか、このところ株価の戻りが見られた外食や百貨店、旅行関連、空運、陸運といったリオープン(経済再開)関連でも下げが目立った。

指数寄与度の大きいファーストリテイリングやソフトバンクグループは、マイナス推移が続いた。市場では「米金利のアップサイドリスクが高い中で当面、株価には厳しい環境が続きそう」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との声が聞かれた。

外為市場でドル/円相場が113円台と円安が進んだことからトヨタ自動車など輸出関連株の一角は堅調だった。

TOPIXは0.70%安で取引を終了し、3日ぶりに反落した。東証1部の売買代金は2兆5637億5500万円だった。東証33業種では、電気・ガス業、空運業、小売業など24業種が値下がりした一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属など9業種が上昇した。

東証1部の騰落数は、値上がり375銘柄に対し、値下がりが1743銘柄、変わらずが65銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 28230.61 -267.59 28458.88 28,166.38─28,468.88

TOPIX 1982.68 -13.90 1993.69 1,979.58─1,995.09

東証出来高(万株) 100237.00 東証売買代金(億円) 22498.10

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