川崎重工業株が反落、米当局が車両点検を緊急勧告の可能性

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10月19日の株式市場で、川崎重工業はマイナス圏で推移している。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)
10月19日の株式市場で、川崎重工業はマイナス圏で推移している。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 19日 ロイター] - 19日の株式市場で、川崎重工業はマイナス圏で推移している。米国家運輸安全委員会(NTSB)のホーマンディー委員長が18日、各地域の交通局に対して川崎重工業製の鉄道車両の点検を「緊急勧告」する可能性があると述べたことが嫌気されている。

ワシントン首都圏の地下鉄で12日に脱線事故を起こした同社製の車両「7000系」を使用している場合、不具合がないことを確認するのが目的だという。事故はワシントン地下鉄のロズリン駅とアーリントン墓地駅の間を走行していた列車で発生。乗客187人に負傷者はいなかったものの、ホーマンディー氏によると、少なくとも3回脱線していたことが分かっている。

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