ソフトバンクG出資の印配車オラ、IPO前に経営首脳2人が退社

ソフトバンクグループが出資するインド配車サービス大手オラのCFOとCOOが退社することが、ロイターが確認した社内メモで分かった。写真はムンバイにあるオラのオフィス前で2018年10月撮影(2021年 ロイター/Francis Mascarenhas)
ソフトバンクグループが出資するインド配車サービス大手オラのCFOとCOOが退社することが、ロイターが確認した社内メモで分かった。写真はムンバイにあるオラのオフィス前で2018年10月撮影(2021年 ロイター/Francis Mascarenhas)

[ベンガルール 19日 ロイター] - ソフトバンクグループが出資するインド配車サービス大手オラの最高財務責任者(CFO)と最高執行責任者(COO)が退社することが、ロイターが確認した社内メモで分かった。同社は近く新規株式公開(IPO)を実施するとみられている。

メモはバービッシュ・アガルワル最高経営責任者(CEO)が社員宛てに送ったもので、CFOのSwayam Saurabh氏は他の機会を探求するため、COOのGaurav Porwal氏も他の興味を追求するため、それぞれ退社すると説明。モビリティー、車両販売、納入、金融サービスの各部門の複数の幹部交代も発表した。

Saurabh氏は亜鉛生産大手ヒンドゥスタン・ジンクの元CFOで、7カ月前にオラに移籍した。Porwal氏は2019年にオラに入社し、過去1年間はモビリティー事業の責任者を務めた。

オラはロイターのコメントの求めに応じていない。

地元経済メディア「マネーコントロール」がオラ経営陣の変更について最初に報じていた。

最近の報道によると、オラは数カ月内にIPOを実施し、最大10億ドルを調達する計画。

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