企業の資金需要DIは-3、需要の動きに落ち着き=日銀
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[東京 21日 ロイター] - 日銀が21日発表した「主要銀行貸出動向アンケート調査」(四半期ごと公表)の10月調査では、企業向けの資金需要が「増加」したとの回答から「減少」を指し引いた指数(DI)がマイナス3となった。前回7月はマイナス11。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って全国の幅広い地域で緊急事態宣言が発令されていたが、総じて資金需要の動きは落ち着いていた。
調査の回答期間は9月9日から10月12日で、50の銀行、信用金庫が対象。
企業の規模別では、大企業向けの資金需要判断DIが前回のマイナス11からマイナス1に、中小企業向けがマイナス12からマイナス3にそれぞれマイナス幅を縮小した。
中小企業では、製造業のDIがマイナス12からマイナス7に、非製造業のDIがマイナス11からマイナス4にそれぞれマイナス幅を縮小。中小企業・非製造業の内訳では、飲食・宿泊を含む「その他非製造業」がマイナス10からマイナス6に変化した。
個人向けの資金需要は前回のプラス4からプラス5へ小幅にプラス幅を拡大した。住宅ローンはプラス6からプラス10に拡大。消費者ローンはプラス4からゼロに変化した。
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