韓国、初の国産ロケット打ち上げ 軌道投入に失敗

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10月21日、韓国初の国産宇宙ロケット「ヌリ」が午後5時(日本時間、同)、高興郡の羅老宇宙センターから打ち上げられた。写真は20日、韓国ソンナム市で開催された「ソウル国際航空宇宙・防衛産業展示会」(ADEX)で展示されたロケットエンジン(2021年 ロイター/Josh Smith)
10月21日、韓国初の国産宇宙ロケット「ヌリ」が午後5時(日本時間、同)、高興郡の羅老宇宙センターから打ち上げられた。写真は20日、韓国ソンナム市で開催された「ソウル国際航空宇宙・防衛産業展示会」(ADEX)で展示されたロケットエンジン(2021年 ロイター/Josh Smith)

[高興(韓国) 21日 ロイター] - 韓国初の国産宇宙ロケット「ヌリ」が21日午後5時(日本時間、同)、高興郡の羅老宇宙センターから打ち上げられた。今回は、模型の衛星を積んだ試験的な打ち上げだが、衛星を軌道に投入することができなかった。

ヌリは、重量が200トンで3段式。液体燃料を使用する。1.5トンの重量の衛星を地球から600─800キロメートルの軌道に運ぶよう設計されている。

宇宙センターで打ち上げを見守った文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「残念ながら目標を完全に達成することはできなかった」とした上で、そう遠くない将来に計画通りに衛星を軌道に乗せられるようになるとの見方を示し、関係者に尽力に謝意を示した。

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