製造業PMI10月は上昇、サービス21カ月ぶり50超え=auじぶん銀・マークイット

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auじぶん銀・マークイットが10月22日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.0となり、前月の51.5から上昇した。都内で4月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
auじぶん銀・マークイットが10月22日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.0となり、前月の51.5から上昇した。都内で4月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 22日 ロイター] - auじぶん銀・マークイットが22日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.0となり、前月の51.5から上昇した。3カ月ぶりの上昇。一方、サービス業PMIは50.7。前月の47.8から上昇し、21カ月ぶりに50を上回った。製造業、非製造業ともに新型コロナウイルスの感染者数が減少し、行動制限などの措置が緩和されたことが回復の要因となった。

製造業PMIは、景気の分かれ目である50を9カ月連続で超えた。従業員の増員に強気の姿勢で、雇用が52.3と2019年4月以来の高水準となった。生産は50.7、新規受注は51.2とそれぞれ2カ月ぶりに50を超えた。ただ、企業からは供給制約や原材料不足を指摘する声も出ていた。

サービス業は2020年1月以来21カ月ぶりの水準となった。

調査を委託されているIHSマークイットのエコノミストは、全体的な評価として「コロナ禍が収束し、需要が広く回復するという期待が、楽観的な景況感へとつながっている」と指摘している。

(杉山健太郎)

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