キヤノン、通期の営業利益見通しをやや下方修正 部品不足と原油高で

経済・ビジネス

10月26日、キヤノンは2021年12月期の連結営業利益見通しを従来予想から110億円引き下げ、前年比およそ2.4倍の2720億円に下方修正した。写真はキャノンのロゴ。都内で2012年6月撮影(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)
10月26日、キヤノンは2021年12月期の連結営業利益見通しを従来予想から110億円引き下げ、前年比およそ2.4倍の2720億円に下方修正した。写真はキャノンのロゴ。都内で2012年6月撮影(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 26日 ロイター] - キヤノンは26日、2021年12月期の連結営業利益見通しを従来予想から110億円引き下げ、前年比およそ2.4倍の2720億円に下方修正した。半導体などの部品不足や原油高が調達コストを押し上げているため。

IBESがまとめたアナリスト16人のコンセンサス予想2870億円を下回った。

連結売上高の見通しは同13.9%増の3兆6000億円、純利益の見通しは同2.4倍の2010億円のまま据え置いた。

併せて発表した1─9月期の連結営業利益は前年同期比6倍の2065億円と大きく伸長した。直近の7─9月期は半導体不足の影響でオフィス向け複合機の販売台数が前年同期を下回る一方で、経済活動の再開とともに消耗品の売り上げが緩やかに回復した。露光装置は半導体向けが堅調に推移、フラットパネルディスプレー向けは前年同期を大きく上回った。

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