原油先物は反落、米在庫の増加で

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10月27日、アジア時間の原油先物は反落している。米週間データで原油や燃料の在庫が増加したため。米テキサス州で2019年撮影(2021年 ロイター/Angus Mordant)
10月27日、アジア時間の原油先物は反落している。米週間データで原油や燃料の在庫が増加したため。米テキサス州で2019年撮影(2021年 ロイター/Angus Mordant)

[東京 27日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反落している。米週間データで原油や燃料の在庫が増加したことが背景。北海ブレント先物は0.25ドル(0.3%)安の1バレル=86.15ドル。

前日には7年ぶりの高値で引けていた。

米WTI原油先物は0.26ドル(0.3%)安の1バレル=84.39ドル。前日は1.1%高だった。

市場筋によると、米石油協会(API)が26日公表した週間統計で22日時点の国内原油在庫が前週比230万バレル増加した。市場予想は190万バレル増だった。

ガソリン在庫は50万バレル増、留出油在庫は100万バレル増で、減少予想に反して増加した。

北海ブレントは過去8週間、米WTI先物は過去10週間にわたって上昇してきたことから、市場では買われ過ぎ感が出始めているとアナリストは指摘する。

OANDAのシニア市場アナリスト、クレイグ・アーラム氏は「前日の状況からするとポジティブなニュースが出る可能性もあるが、それがない限り、原油市場では利益確定の動きが見られるだろう。ただ、それは市場にとって健全だ」と語った。

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