ファナックが通期予想を下方修正、需要堅調も部品不足で

経済・ビジネス

10月27日、ファナックは2022年3月期の連結営業利益見通しを従来予想から169億円引き下げ、1775億円に下方修正した。写真は東京で開かれた世界ロボットサミットに掲示されたファナックのロゴ。2018年10月撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
10月27日、ファナックは2022年3月期の連結営業利益見通しを従来予想から169億円引き下げ、1775億円に下方修正した。写真は東京で開かれた世界ロボットサミットに掲示されたファナックのロゴ。2018年10月撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 27日 ロイター] - ファナックは27日、2022年3月期の連結営業利益見通しを従来予想から169億円引き下げ、前年比57.8増の1775億円に下方修正した。ロボットなど各分野で強い需要を見込むものの、半導体など部品が不足しているため。

IBESがまとめたアナリスト22人の予測平均値2071億円を下回った。

連結売上高の見通しは7276億円から同28.6%増の7089億円に、純利益は1560億円から同60.4%増の1508億円に下方修正した。工場の自動化、ロボット、ロボマシンいずれの部門も需要はおう盛だという。

併せて発表した21年4─9月期の連結営業利益は、前年同期比2.9倍の939億円だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で減少していた企業の設備投資が回復した。

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