オムロン、通期業績を上方修正 半導体・EVの投資需要が旺盛

経済・ビジネス

10月28日、オムロンは2022年3月期の連結業績予想を上方修正し、当期利益を655億円の見通しに引き上げた。写真あ2020年1月、ラスベガスで開催されたCESでのオムロンのブースで撮影(2021年 ロイター/Steve Marcus)
10月28日、オムロンは2022年3月期の連結業績予想を上方修正し、当期利益を655億円の見通しに引き上げた。写真あ2020年1月、ラスベガスで開催されたCESでのオムロンのブースで撮影(2021年 ロイター/Steve Marcus)

[東京 28日 ロイター] - オムロンは28日、2022年3月期の連結業績予想を上方修正し、当期利益を655億円の見通しに引き上げた。従来予想は480億円だった。

半導体や電気自動車などの分野での旺盛な設備投資需要を受け、制御機器が大幅な増収増益となる見込みとなったほか、電子部品事業も予想を上回る収益が見込まれる。

通期の売上高は7800億円(従来7000億円)、営業利益は980億円(従来700億円)に上方修正する。第3四半期以降の為替レートは1ドル=108円、1ユーロ=128円、1人民元=16.5円を見込む。

年間配当予想も92円に引き上げた。従来は86円を予定していた。

同時に、発行済株式の1.64%にあたる330万株、300億円を上限とする自社株取得枠を設定した。取得期間は10月29日から22年4月28日まで。

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