ニコン、通期業績予想を再度上方修正 需要堅調・円安も寄与

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10月29日、22年3月期の連結純利益見通しを290億円(従来予想は220億円)に上方修正した。ラスベガスのデジタル技術見本市「CES」で2013年1月撮影(2021年 ロイター/Rick Wilking)
10月29日、22年3月期の連結純利益見通しを290億円(従来予想は220億円)に上方修正した。ラスベガスのデジタル技術見本市「CES」で2013年1月撮影(2021年 ロイター/Rick Wilking)

[東京 29日 ロイター] - ニコンは29日、22年3月期の連結純利益見通しを290億円(従来予想は220億円)に上方修正した。売上高は5350億円(同5200億円)、営業利益も340億円(同270億円)の予想に引き上げた。

堅調な需要に加え、円安も収益拡大に寄与する。半導体関連を含む部品調達や東南アジアでの新型コロナウイルス感染症の影響で生産上の制約はあるが、下期も需要は堅調に推移すると見込んでいる。

同時に年間の配当予想を40円に修正した。従来は30円を予定していた。

同社は8月にも、デジタルカメラ市場の回復や、半導体関連の装置保守などサービス事業が堅調に推移しているとして、通期業績予想を上方修正していた。

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