ダイハツがHVに再参入、電動化の遅れを挽回へ

経済・ビジネス

11月1日、ダイハツ工業はハイブリッド車(HV)を順次投入すると発表した。写真は同社のロゴ。2017年10月、都内で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
11月1日、ダイハツ工業はハイブリッド車(HV)を順次投入すると発表した。写真は同社のロゴ。2017年10月、都内で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 1日 ロイター] - ダイハツ工業は1日、ハイブリッド車(HV)を順次投入すると発表した。同社が自社で開発・生産するHVは約10年ぶり。ダイハツは親会社のトヨタ自動車にも車両をOEM(相手先ブランドによる生産)供給しており、遅れていた電動化戦略をどう進めるのか業界関係者などから注目されていた。

ダイハツはこの日、小型スポーツ多目的車(SUV)の「ロッキー」と、トヨタにOEM供給する「ライズ」のHV版を発売した。小型車を手掛けるダイハツは車両価格が高くなりがちなHVの展開を避けてきたが、売れ筋の両車種をHV化することで二酸化炭素の排出削減効果が大きいと判断した。今後は軽自動車のHVも発売していく。

ダイハツはトヨタのHV技術と共用部品を活用してコストを抑制。エンジンは発電時のみに使い、その電力を使ってモーターで走る本格的なHVを開発した。

(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html

ロイター通信ニュース