原油先物下落、イラン核協議再開へ WTI80ドル割れ

アジア時間11月4日の原油先物相場は下落。米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は1バレル=80ドルを割り込んだ。写真は米オクラホマ州の原油貯蔵施設。2016年3月撮影(2021年 ロイタ/Nick Oxford)
アジア時間11月4日の原油先物相場は下落。米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は1バレル=80ドルを割り込んだ。写真は米オクラホマ州の原油貯蔵施設。2016年3月撮影(2021年 ロイタ/Nick Oxford)

[シンガポール 4日 ロイター] - アジア時間4日の原油先物相場は下落。米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は1バレル=80ドルを割り込んだ。

核合意再建協議でイラン交渉団のトップを務めるアリ・バゲリ・カーニ氏が3日、再建協議が今月29日に再開されると発表したことが背景。米国の制裁解除でイラン産原油の供給が増える可能性がある。

0106GMT(日本時間午前10時06分)現在、WTI先物は0.92ドル(1.1%)安の79.94ドル。北海ブレント先物は0.80ドル(1%)安の81.19ドル。

前日は米原油在庫が予想以上に増加したことを受けて、8月初旬以来の大幅な下げを記録していた。

石油輸出国機構(OPEC)プラスは4日に会合を開く。追加増産を求める声が出ているが、月間の増産ペースを計画通りに据え置くと予想されている。

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