原油先物上昇、OPECプラスが追加増産見送り

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アジア時間5日の原油先物相場は1%強上昇している。 写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2021年 ロイター/Drone Base)
アジア時間5日の原油先物相場は1%強上昇している。 写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2021年 ロイター/Drone Base)

[東京 5日 ロイター] - アジア時間5日の原油先物相場は1%強上昇している。 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が追加増産を見送ったことを受けて買いが先行している。

0146GMT(日本時間午前10時46分)現在、北海ブレント先物は0.82ドル(約1%)高の1バレル=81.36ドル。米WTI先物は0.97ドル(1.25%)高の79.78ドル。

OPECプラスは4日に開いた閣僚級会合で、協調減産幅を毎月日量40万バレルずつ縮小する現行の計画を12月も維持することで合意した。バイデン米大統領は価格上昇を抑制するために追加増産を求めていた。

OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「OPECプラスは生産計画の変更を少しも検討しなかった。これが明確なメッセージだ」と分析した。

週間では北海ブレントは約4%の下落、WTIは5%に近い下落となる水準にある。

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