GPIF、7―9月期運用収益率+0.98% 6四半期連続の黒字

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11月5日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は5日、2021年7―9月期の運用収益額が1兆8763億円の黒字だったと発表した。写真は2018年11月、東京で撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)
11月5日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は5日、2021年7―9月期の運用収益額が1兆8763億円の黒字だったと発表した。写真は2018年11月、東京で撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は5日、2021年7―9月期の運用収益額が1兆8763億円の黒字、運用収益率がプラス0.98%だったと発表した。四半期の運用収益率がプラスとなるのは6四半期連続。国内株式の上昇が寄与した。

9月末の運用資産額は194兆1197億円となり、過去最高を記録した。

資産別に見ると、国内債券がプラス0.11%、外国債券がマイナス0.85%、国内株式がプラス5.35%、外国株式がマイナス0.77%となった。

GPIFの宮園雅敬理事長は7―9月期について、「主要国における緩和的な金融政策の転換が意識される中、外国株式市場は小幅に下落した。一方、新型コロナウイルスのワクチン接種による経済活動の正常化や今後の経済政策に対する期待感等から、国内株式市場は大きく上昇した」と説明した。

9月末の資産構成比率は、国内債券26.79%、外国債券24.17%、国内株式25.03%、外国株式24.01%だった。

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