政府と日銀、連携しながら政策を進めていくこと重要=岸田首相

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12月23日、岸田文雄首相は都内で講演し、政府と日銀が連携しながら政策を進めていくことが重要との認識を示した。首相官邸で12月21日撮影(2021年 ロイター/ Yoshikazu Tsuno)
12月23日、岸田文雄首相は都内で講演し、政府と日銀が連携しながら政策を進めていくことが重要との認識を示した。首相官邸で12月21日撮影(2021年 ロイター/ Yoshikazu Tsuno)

[東京 23日 ロイター] - 岸田文雄首相は23日、都内で講演し、政府と日銀が連携しながら政策を進めていくことが重要との認識を示した。日銀が2013年の共同声明に沿って物価安定2%目標に向け努力することに期待感を示した。

岸田首相は講演で、政府と日銀の関係について「結論から言うと、この両者はしっかり連携しながら政策を進めていくことが重要」との考えを述べた。

今年11月に再確認した政府・日銀の共同声明では「デフレからの早期脱却、物価安定のもと持続的経済成長の実現に向け、それぞれ役割を果たしつつ連携していくことを確認した」と指摘。日銀には「引き続き2%の物価目標に向けて努力することを期待する」と語った。

近く閣議決定する次年度予算案の早期成立などで成長と分配の好循環を実現したい考えもあらためて強調し、「日銀の金融政策と政府の財政・経済政策がうまく連携することによって日本経済は健全な活力を取り戻す」とも語った。

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