TSMCの熊本工場への追加投資実現は「歓迎」=萩生田経産相
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2月18日、萩生田光一経済産業相は閣議後会見で、台湾の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に新設する半導体工場の投資額を増やし、より高性能な半導体を生産すると決めたことについて「最先端半導体の必要性は国としても考えていた。実現したことは歓迎する」と述べた。写真は2021年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 18日 ロイター] - 萩生田光一経済産業相は18日の閣議後会見で、台湾の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に新設する半導体工場の投資額を増やし、より高性能な半導体を生産すると決めたことについて「最先端半導体の必要性は国としても考えていた。実現したことは歓迎する」と述べた。
経産相は、今回の追加投資で「より多岐に渡る領域の製品に対して半導体を供給することが可能になる」と指摘。サプライチェーンの強靭化、半導体関連産業の再興、デジタル化の進展などに大きく寄与するとした。
TSMCはこれまで計画していた回路線幅22─28ナノメートル(ナノは10億分の1)の半導体に加え、より高性能な12─16ナノも生産する。約8000億円だった設備投資額を約9800億円に積み増し、月間生産能力を4万5000枚(300ミリウエハー)から5万5000枚に増強する。
原油価格高騰対策として実施している石油元売り各社への補助金措置については「現時点で上限引き上げは考えていない」と述べた。「原油価格高騰がどの程度長期化するかも見極めながら、あらゆる選択肢を排除することなく、国民生活や経済活動への影響を最小化する観点から、何が効果的な対策か政府全体でしっかりと検討していく」と従来の考えを繰り返した。
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