ウクライナ、民間機に対し領空封鎖 安全性に「高いリスク」

2月24日、ウクライナは安全性に「高いリスク」があるとして、民間機に対し領空を封鎖したと発表した。写真はキエフで2021年9月撮影(2022年 ロイター/Gleb Garanich)
2月24日、ウクライナは安全性に「高いリスク」があるとして、民間機に対し領空を封鎖したと発表した。写真はキエフで2021年9月撮影(2022年 ロイター/Gleb Garanich)

[24日 ロイター] - ウクライナは24日、安全性に「高いリスク」があるとして、民間機に対し領空を封鎖したと発表した。欧州航空当局は、ロシアとベラルーシのウクライナ国境周辺での飛行についても、軍事活動による危険を警告した。

ロシアのプーチン大統領は24日、ロシア軍にウクライナでの特別軍事作戦を承認した。

ウクライナの航空管制サービスはウェブサイトで、24日0045GMT(日本時間午前9時45分)から同国の領空が民間機に対し封鎖され、航空管制サービスが停止されたと明らかにした。

欧州航空安全機関(EASA)は、ウクライナ国境から185キロ以内のロシア領空とベラルーシ領空も航空各社の安全にリスクとなる可能性があると指摘。

「特に、民間機に対する意図的な標的設定、誤認の双方のリスクがある」とし、「さまざまな地上・航空戦闘システムが使用される可能性があり、あらゆる高度及び飛行レベルで運航する民間機が高いリスクにさらされる」と警告した。

EASAによると、ロシア国防省はウクライナに対し、24日0045GMTから兵器や軍事装備品の使用により飛行の安全に高いリスクがあると警告する緊急メッセージを送り、ウクライナの航空管制に飛行停止を求めたという。

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