午後3時のドルは115円後半で底堅い、米FRB議長発言を好感

経済・ビジネス

3月3日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.50/53円)に比べてドル高/円安の115.64/66円で推移している。写真は米ドル紙幣。2020年5月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
3月3日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.50/53円)に比べてドル高/円安の115.64/66円で推移している。写真は米ドル紙幣。2020年5月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 3日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.50/53円)に比べてドル高/円安の115.64/66円で推移している。前日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長証言を背景にドル買い/円売りが優勢となったほか、月初絡みの円売りフローも流入した。ドルは一時、115.71円まで上昇したが、その後はもみあう展開となった。

パウエルFRB議長は2日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言し、今月15─16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「25ベーシスポイント(bp)の利上げを提案し、支持する方向に傾いている」と表明。また、インフレが想定通り和らがなければ、25bpより大きな幅での利上げも辞さない考えを示した。

パウエル議長の発言について市場では、「25bpの利上げを示唆し、市場が抱いてた50bpの利上げ期待をけん制するような、リーディングカンバセーション的な印象だった」(ステート・ストリート銀行の東京支店共同支店長、若林徳広氏)との声が聞かれた。3月の大幅利上げの可能性が低くなったことで、マーケットにはリスクオンムードが広がり、ドル買い/円売りが進んだという。

また、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、市場では各国の金融政策への影響が懸念されていたが、「過度ではないものの、FRBが利上げを進めていくことが確認され、安心感でドル買いが進んだようだ」(国内信託銀行)との意見もあった。

目先のドル/円については、ウクライナ情勢をめぐる不透明感は強いものの、原油価格の上昇や日米の金融政策の差から、緩やかにドル高が進むとの予想も示された。

クロス円では、豪ドル/円やカナダドル/円など、資源国通貨がしっかり。豪ドル/円は84.47円付近で、2021年11月以来の高水準となっている。カナダドル/円は91.60円付近で、2月11日以来の高水準で取引されている。

ステート・ストリート銀行の若林氏は、「コモディティ価格の上昇が追い風となり、資源国通貨は堅調に推移している」と指摘。ただ、豪ドルはテクニカル的に利益確定売りに押されやすい水準まで近付いており、目先は下落する可能性があるという。

ロシアのウクライナ侵攻に伴うロシア銀行への大規模な制裁を受けて、石油やアルミニウムなど様々な資源が供給不足になるとの懸念から、商品市況の高騰に拍車がかかっている。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 115.64/66 1.1100/04 128.38/42

午前9時現在 115.50/52 1.1111/15 128.35/39

NY午後5時 115.50/53 1.1121/23 128.43/47

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